(20.1.26)男気 その2 S先生
「おゆみ野四季の道」のテーマソング。以下のファイルをダウンロードすると曲が始まります。
「pianotokurarinetto.mid」をダウンロード
世の中には男気のある人がいるものだと思う。
私と一緒に小谷小学校で評議員をしているSさんである。元高校の教員だ。私はS先生と呼んでいる。
学校評議会は年に2回程度開催され、そこで学校からの経営状況が説明され、評議員からの質疑がされるのだが、評議会が終わったあとの給食を食べながらの雑談が面白い。
S先生の教育談義が始まる。
「小学校の教育は、基礎学力の向上が一番ですよ。読み書きそろばん。この3つでいい。特に大事なのは読む能力だな。本が読めればおのずと学力はついてくる。
総合力や考える力なんてものは、基礎学力の上に芽生えるものだ。
最初から考える力なんて育つはずがない」
文部科学省の「考える力」への反論だ。
「それにもう一つはラジオ体操だな。今の学校ではラジオ体操をしなくなった。ストレッチと称して各自勝手なことをしている。
これではいかん。小学生の体力低下の最大の要因はラジオ体操をしなくなったことだ」
S先生の武勇談も面白い。S先生は天下のご意見番だ。
「私はね、中学生や高校生がタバコを吸っていたり、バイクを四季の道で乗り回したりしているのを見ると、必ず注意する。
大人が注意すればやめるもんだよ」
「怖くありませんか。第一相手はわたし達より身体が大きいですよ」聞いてみた。こうした場合私は注意したことがないからだ。
「気迫だね。それと優しさだ。優しく言えば誰だって言うことを聞く。これは私が教員だった時の経験から言えるね」
「それに秋の道から冬の道にかけて、バイクを乗り回すものがいなくなったでしょう。これは私が見つけ次第注意しているからだ」
確かにバイクの乗り入れを見なくなった。
以前はナンバープレートを見えないように加工したバイクが我が物顔に走っていたが、ここ半年ぐらい見ていない。
S先生が目を光らせているからだとは知らなかった。
S先生は72歳である。かくしゃくとして地域のご意見番になっている。確かS先生は「おゆみ野風土記」の著者にもなっているが、私が「読みづらい」とケチをつけた本だ。
今はS先生が私のブログを見て「お前が山崎か」なんて気がつかないことをこい願うばかりだ。
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コメント
おととい、3人の少年が中の道を歩いていましたが、1人はバイクをずっと押していました。
この光景が、本来あるべき姿なんですよね。
大人の方が、相変わらず乗っていますし・・・
投稿: F姉さん | 2008年2月 1日 (金) 06時45分
秋の道や冬の道の暴走バイクが減ったのは、男気のある方の行動ゆえの部分もあったんですね。(一時期、南署が頑張ってくれたのも大きいでしょうけど)
秋から冬にかけては、遊歩道より一般道で彼らを見ることが多かったのですが、ここ最近はどうなのでしょう?
投稿: HARRIER | 2008年1月31日 (木) 19時30分