(19.10.15)弱剪定の季節がやってきた
四季の道の植栽については、この6月に業者が一斉に強剪定を行った結果、樹形が整えられていたが、秋が深まり弱剪定の季節がやってきたようだ。
剪定には強剪定と弱剪定があり、前者はばっさばっさと枝葉よ切り取るが、後者は伸びすぎた枝葉だけを切って、元の樹形に戻す剪定をいう。
髪の毛にたとえれば、強剪定は丸坊主にするようなものだが、弱剪定は伸びすぎた髪の毛の先を切リそろえる感覚だ。
四季の道では業者は強剪定を行うこと以外はしなので、ここ数年私が秋口から春にかけて、ツツジやサツキ等の植栽の弱剪定を行ってきた。
弱剪定をしながら分かったのだが、弱剪定はたしかに重要なのだが、実はそれよりもっと重要なことがある。植栽の上を覆っているつる性の植物を取り除いたり、台風で落ちた枝葉が植栽の上を覆っているのを取り除いたりする方が植栽にとっては重要なようだ。
植物は生存競争をしており、誰が太陽光線を浴びるか競っているので、植栽は太陽光線がいっぱいに浴びることさえできれば常に元気よく成長する。
夏の道橋の下のツゲは、毎年つる性の植物に覆われ、葉が病気にかかって見る影もなかったが、今年はつるの除去を熱心に行った結果、病気がでなくなった。
弱剪定をしたり、同時につるを除去したり、覆っている枝葉を取り除いたりするのは、ほんの1~2時間あればできるので、この程度のことで植栽が生き返るのは驚きだ。
先日植栽を代表して、ツツジの精からお礼の手紙をもらった。
「山崎さま、いつもわたしたち植栽のことを気にかけて、太陽光線を目いっぱい注ぐ環境を作ってくださり、感謝申しあげております。
おかげでわたしたちは病気にもならず、にっくき蔓草に絡まれることなく、今年一年を過ごすことができました。
また、樹形を整えるための弱剪定をしていただき、私も美しい姿をとどめることができ、私を妻にと求める方もあらわれました。
本来ならば直接うかがってお礼申し上げたいのですが、植物のサガでこの場所を動くことができません。ただただ、山崎さまがおいでになったときに、私たちの感謝の印として、われらの芳香でお迎え申し上げたくお待ち申しております。 かしこ」
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