(19.8.6)花火大会のごみ分別ボランティア
千葉市市民花火大会が千葉みなと駅近くの千葉ポートパークの海岸で4日の夜おこなわれた。第30回の記念大会だという。約20万人の人出だったと新聞にでていた。
この花火大会のごみ分別ボランティアの募集を、千葉市環境局が実施しており、この活動に従来からかかわっていた I さんから、「一緒に応募しませんか」と誘われた。
私はお酒の誘い以外断ったことがないので、二つ返事で行くことにした。
花火大会そのものは夜の7時半から8時45分までおこなわれたのだが、我々ボランティア要員は、4時15分に市役所裏に集合がかけられた。そこでボランティアの事前説明や注意事項の確認がされた。
私は知らなかったが、 I さんの説明によると募集で集まった人たちは環境運動に熱心ないつものグループの人たちで、一見客のような人は私ぐらいのようだった。およそ20名が集まっている。
ゴミの分別ボランティアのポイントは、ゴミを可燃ゴミ、缶、ペットボトルの3種類に分別してゴミ箱に入れさせるように指導することと、ペットボトルはふたをはずして別途ふただけを回収するように指導することだった。
I さんの説明によるとペットボトルのふたは再利用されて、建設用のパネルになるのだと言う。
一人当たり2箇所のゴミ収集所が担当になり、5時から10時ごろまで指導に当たることになった。
花火大会が始まる7時半頃までは、ゴミの捨て方のマナーは慨してよく、ペットボトルのふたをはずすように指導するくらいで他にやることもなかった。
「まあ、たいしたことはなさそうだ」簡単に考えていた。
花火大会がおこなわれた1時間15分の間は、私もすっかり花火に見入ってしまい、 I さんが用意してくれた折りたたみのいすに座って写真をとりまくった。
考えてみたら、花火大会をまともに見たのは中学生時代が最後で、本当に久しぶりの花火大会だ。
「イヨー たまや!! かぎや!!」興奮してしまった。
こおして花火大会を目いっぱい楽しんだのだが、その後が大変だった。こちらも酒を目いっぱい飲んだ群衆が、花火大会が終わったとたんにごみ収集所に殺到してきた。
私が分別の指導をしようにも、次から次にゴミをほうり投げるので指導の仕様もない。
「あの、発泡スチロールの容器は可燃ごみにいれてください」
「見てみろ、可燃ごみの場所はいっぱいで入れる場所なんかないじゃないか」
「あの、缶は袋から出してください」
「みんな、袋のまま捨ててるよ」
すっかり指導をあきらめた。
あとで確認をすると、私が担当したゴミ収集所が、最も人の目に付くゴミ収集所になっており、私の作業は山のように積み上げられたゴミをならすという、何か夢の島のブルドーザみたいな役目になってしまった。
「うぅーん、ゴミの分別も実に難しい」
帰りは I さんが自動車で送ってくれたが、身体はへとへとに疲れていた。
こおして、私の始めての環境ボランティアが終わった。
今回の花火大会の写真を掲載します。
http://picasaweb.google.co.jp/yamazakijirou/1984?authkey=R_RWgqCJI7Y
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