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(19.7.22)扇田小学校のビオトープ

 おゆみ野クリーンクラブのメンバーのWさんが、扇田小学校でビオトープの実践をしていると、会長の I さんから聞いた。エコリーダとしての経験も豊富で、扇田小学校のビオトープには設計の当初の段階からかかわっていると言う。
 さっそくWさんに「具体的にどのようなことをしてるのですか」と聞いてみた。
 「とてもむずかしいの。地区や学校の協力がいまひとつで、今は一人でやっているの
 説明を受けたが、どうもイメージがわかない。これは現場を見てないせいだと気がついて、さっそく扇田小学校にでかけた。

 事務室で「ビオトープの現場を見せてほしい」と依頼したら、非常に怪訝な顔をされた。
そんな物好きな人がいるのかしら、もしかしたらあやしげな人じゃないかしら」という雰囲気だ。セキュリティーが厳しい。

 このままだと追い返されそうだったので、天下の宝刀を抜いた。
私は校長先生の知り合いです」事務員の顔から安堵の様子がありありと見られ、すぐに校長先生を呼んできてくれた。

 実は、扇田小学校の校長先生とは清掃活動中に、毎朝のように顔をあわせている。
朝の登校時に門の前で大声を張り上げている先生だ。しばしば会話も交わしているが、互いに名前は知らなかった。

 校長先生は「やあ、あんたか」という感じで、快くビオトープの現場に案内してくれた。校舎に囲まれた40m四方程度の場所に、小川が流れ、その周りに板で通路ができていた。雰囲気は尾瀬だ。
ビオトープはむずかしくてね。何もしないのが原則なんだが、雑草がはびこってしまう。地区の農家の人からは、草刈をすべきだと言われているのだが・・

 子供たちがタガメをつかまえて校長先生に見せに来た。他の生徒は地中から出たばかりのせみを見せている。私が小学生だった頃の自然にそっくりだ。
この小学校の自然はすばらしい。ビオトープ以外にも、広い菜園があったり、畑まで農家から借りている。私が子供だったとしても、この小学校に入りたいと思う」校長先生の弁だ。

ただ、ビオトープについては、私も明確な方針があるわけではない

 話を聞いて行くうちに、ビオトープの課題がおぼろげながら分かってきた。
ビオトープの思想は、自然をありのままに守っていこうと言うことだが、そうなると学校の一画にまったく人の手が入っていない環境が作られてしまう。これを普通の人が見たら、雑草が生い茂って、草刈もされていない水辺と言うイメージだ。

ここは、山の中じゃないよ。葦やせいたか泡立ち草がはびこって、火事になったらどうするの。おゆみ野では雑草の除去は住民の義務じゃない」そお言われそうだ。

 学校は、このビオトープの思想と、周りに住んでいる住民の感覚の間で、結論を出せずに揺れ動いているという構図だ。
Wさんが言っていた難しさが分かった。都会で人の手が入らない環境を作ると言うことは、かならず周りとの軋轢が発生する。

なるほど、ビオトープは難しい。なっとくした。

 扇田小学校のビオトープの写真を以下に掲載します。
http://picasaweb.google.co.jp/yamazakijirou/FnwFe?authkey=sgjVfJH-1HY

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コメント

小学校の保護者会の本部役員をやっていた時に、扇田小のビオトープを一目見たいという思いがありましたが、機会がないまま本部役員を卒業し数年が経ちました。今日、山崎さんのブログで、念願のその写真を見せていただくことができ、とてもうれしく思っています。これで、実際に見たい時は、「校長先生の知り合いの山崎さんの知り合いのソフィーですが、ビオトープを見せてください。」と言えば良いということも・・・。

(山崎)何事も校長先生の威光です。

投稿: ソフィー | 2007年7月22日 (日) 23時33分

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