(19.7.20)筋肉トレーニング
私は筋肉トレーニングを欠かしたことがない。このトレーニングを意識的におこなうようになったのは、高校の柔道部時代からだが、その後強弱はあるものの、60歳の今日まで45年間にわたって実施していることになる。
最も、筋肉トレーニングといっても腹筋・背筋・スクワット・腕立て伏せが中心で、それに柔軟性を確保するための前倒屈を加えたものであり、あまり色々な種目をしているわけではない。
まだ職場に勤めていた頃は、昼休みに職場の屋上でこおしたトレーニングをしていたが、ある時「あなたは、オリンピックの候補選手ですか」と聞かれたときはびっくりした。
傍から見ると、何か特殊な目的を持って、トレーニングに励んでいるように見えるらしい。
長年筋肉トレーニングをやってみてわかったことだが、筋トレには姿勢を保つだけでなく、思わぬ効果があることを知った。
隠れた一番の効果は怪我をしないことだと思う。
私はよくマラソンのレースに出るのだが、特に100Km程度の長距離走になると、後半はふらふらになっている。
足も上がらず、ちょっとした出っ張りに足をとられて転ぶのだが、両手で身体をカバーして、すんでのところで大怪我になることを防いできた。
上半身の筋力が強いために、手がバッファーになってくれるのだ。
もちろん手のひらはひどい擦り傷になるが、足や身体の本体を痛めることはほとんどない。こうした時はいつも筋肉に感謝したものだ。
「よかった、また筋肉に救われた」
今まで登山やマラソンや、その他のきつい運動をずいぶんやってきたが、骨折や医者にかかるような怪我をまったくしなかったのは、ひとえにこの筋肉のおかげだと思っている。
「筋肉は、身体をささえるゴムみたいだ」いつも感心している。
だから多くの人に、この筋トレをしてもらいたいのだが、実際は年齢があがるにしたがって、する人は少なくなってくる。
私の元いた職場で50歳を越える頃から、大腿部を骨折して1年程度リハビリをしている人が何人もいたが、「筋トレさえしていれば、手でカバーできたのに」とよく思ったものだ。
特に女性の場合は骨格が細いこともあって骨折しやすいが、筋トレで確実に防ぐことができるのでおすすめだ。しかもありがたいことに、筋肉は年齢が高くなっても男女の別なく増加するのだから、いつからはじめても効果はある。
ただし、自分の体力の範囲内で継続してするのがポイントで、間違って急激なトレーニングをすると、筋肉が壊れてしまう。
そお言えば四季の道で必ず会う90歳を越えたおばあちゃんがいる。杖を突きながら散歩をしているのだが「自分の足で歩けなくなったらおしまいだから」と懸命に努力している姿には感銘を受ける。
「おばあちゃん、がんばってね」いつもの挨拶だ。
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コメント
毎日充実したブログで感心してしまいます。2時間かけていらしゃるんですね。ソフィーさんから評議員の話を聞いてK小学校の校長や頭先生は目が高いと思いました。
ところで、ウォーカーズはまだHPに未練があって、今回紹介したKさんから少し教えて頂こうと思っています。山崎さんも興味ありますか?
(山崎)「おゆみ野タウン情報」は私も時々見て参考にさせてもらっています。このHPの製作者に会えるなんて、感動ものです。是非私も参加させてください。
それと今回の「この人に会いたいたい Kさん」の記事は読み応えがありましたよ。
投稿: めいちゃん | 2007年7月20日 (金) 07時42分